[Review] Touche Amore “Is Survived By”

is survived by

Release Date : 2013/09/24
Label : Deathwish.inc

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ハードコアシーン最前線で活躍している、USメロディックハードコアバンドTouche Amoreの3枚目のアルバム『Is Survived By』が24日に発売された。
『ハードコアバンド』と聞くとメンバー全員が爆音で激しく演奏し、ボーカルは叫びながら暴れに暴れまわって・・・というイメージが思い浮かぶことかと思うが、このバンドはそんなイメージとは少し離れている。
ハードコアにそんなイメージがあり、あまり好きではないという人もいるのではないだろうか。では試しに、このアルバムの1曲目『Just Exist』を聴いてみてほしい。きっと、あれ?と思うことだろう。感情を思い切りぶつけるようなドラムとは対照的に優しく、哀愁あるギターサウンド。ハードコアに初めてふれるという人にとっては驚きだったのではないだろうか。そんな演奏がバックにあるせいか、叫ぶように歌うハードコアならではの歌い方も嫌ではなくなるはずだ。
しかし、なぜわざわざ叫ぶように歌わなければならないだろうか。と演奏を聴いたあとでもそう思う人はまだいることだろう。そういう人にはこのアルバムを通して聴いてみてもらいたい。だんだんとその理由がわかってくるだろう。このアルバムの曲はどれも信念がというものがひしひしと伝わってくる。きっと、かっこよくしたい、面白くしたいというよりも、“思いを伝えること”を第1に考えているのだ。だからこそ、叫ぶように歌いたかったのだろう。

そのことがわかった上で聴く6曲目『Harbor』はまた一味違う曲に聴こえるはずだ。悲しげに鳴らすギターやベース、まるで泣きわめいているかのようなボーカルに、衝撃を受け、感動し、大きな余韻が残るだろう。“ハードコアなのに”と思っているかもしれないが、この曲が築けたのは“ハードコアだからこそ”なのだ。ハードコア好きにはもうわかっていることと思うが、それをハードコアが苦手と思っていた人にもぜひ、このアルバムをきっかけに知ってほしい。

(Written by 北村奈都樹 [Twitter])

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