[Review] Saves The Day “Saves The Day”

Saves The Day
Release Date: 2013/9/7
Label: Rory/Equal Vision

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今年で19年目を迎える4ピースバンドSaves The Dayの新しいアルバムはセルフタイトルのSaves The Dayである。

長い音楽活動のなかで、14人メンバーが変わり、きっと解散を考えたこともあるのだろう。それでもなお、Saves The Dayであり続けた理由がこのアルバムを聴くとわかる。

唯一の初期メンバーであり、曲を作っているボーカルのクリスがどのような音楽をやっていきたいのか、聞いている人たちにどう感じてほしいのか、アルバムを通して聴くとよく伝わってくる。
彼らの音楽はどんなときもすぐそばに置いておきたいそんな曲ばかり。例えば、仕事がうまくいった帰り道『The Tide Of Our Times』を聴いてみたら、スカッとした気分になり、足どりも軽くなるだろうし、『Stand In The Stars』を聴きながらショッピングをすれば、テンションはより高まるだろう。もしかしたら、ついつい買いすぎてしまうこともあるかもしれない。友達とケンカをして落ち込んだときには『Ring Pop』を聴けば、きっと元気をくれ、『Beyond All Of Time』を聴くと素直な気持ちにさせてくれるだろう。

彼らのポップさの中にそんな力が宿っていて、きっとSaves The Dayはそんな曲を作っていきたいと、常に念頭に置いてやってきたのではないだろうか。そして19年目でやっと、Saves The Dayの目指していたものがみえてきたのだ。

19年も続けているとは思えないような高音で甘い声がこのポップさをより引き立たせる。バンドサウンドは少し苦手と思っている人でもすんなり入っていけるのではないだろうか。そして繰り返し聴けばどの曲もポップな中にロックを感じさせるようなギターフレーズもしっかり入っていることがわかるし、きっとこのバンドの、ポップなだけではない部分がたくさん発見できるはずだ。

ポップで、キャッチーな、人をすぐに笑顔にさせることができるアルバム。
来年で20年目を迎えるSaves The Dayの活動がとても楽しみだ。

(Written by 北村奈都樹 [Twitter])

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