[Interview] The No!

今年の8/14にバンド初のフルアルバムとなる”Home”をリリースした、佐賀のPop Punk/Melodic Punkバンド、The No!。The Ergs!から脈々と流れるUS Pop PunkとUS西海岸の高速メロディックパンクの両方からの影響を感じるヤンチャでエネルギッシュな作品に仕上がっています。

今回は、自分がやっているディストロ”Pajammin Distro“で音源を取り扱わせていただくことになったのがご縁で、メンバーのKenさんにインタビューを行いました。

(Interview by 3104punx)

The No! is;
kani
muro
miya
ken

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この度はリリースおめでとうございます。まずは、リリースした今の気持ちを教えてください。

とても疲れました。アルバム一枚製作することが如何に大変なことかを身を以て知ることができたので、とても貴重な体験になりました。また、それを続けているバンド、レーベルは数多くいますが、本当に凄いことだと思います。

 

バンドの自己紹介をお願いできますか?バンドの成り立ちについても教えていただきたいです。

2015年に結成された、佐賀出身の3ピースバンドです。

The No!のドラムの人と私はかつて、スタジオに入っては色んなバンドをコピーして遊んでいました。その時は私がドラムで、ドラムの人がギターを弾いていて、A Wilhelm ScreamやBelvedere、Jet Marketなど、主にSkatepunkバンドの楽曲をコピーしていました。私もドラムの人も曲は作っていたんですが、それぞれの曲をやっても特に楽しくはなかったので、必然的にコピーばかりを楽しんでいました。

 

あるとき、私が作った曲を聴いた福岡のとあるバンドの方が、「バンドとしてやろう」と声を掛けてくれたました。それが、The No! 結成のキッカケです。結果的にその方がベースとなり、私がギター、コピーバンドではギターを弾いていた彼がドラムとなり、2015年から活動を開始しました。

その後、ベースの彼が何かのライブの後に酔った勢いで私の靴に小便をかけたことが原因で、私は彼をクビにし、The No!の最初ライブを見に来てくれていた何かのバンドのベースの太った人を新しくベースとして迎え入れました。

結局、小便をかけられた靴を破棄したタイミングで、初代ベースの彼に再度声をかけたところ戻ってきてくれ、現在の体制となっています。3ピースバンドなのにアルバムに4名がクレジットされているのはそのためですね。The No!にはベースが2人います。

 

短いワードにTheをつけたバンド名は少し変わっているなという印象なんですが、バンド名の由来は何ですか?

“No”というのは、脳みその「脳」からきています。

あと、ビックリマークが付いているのは、2014年初めてChixdiggit!を見たときに、バンドをやってみたいと思い、結成に至ったためです。

Theを付けたのは、好きなバンドにTheが付いていること多かったので憧れていたのと、国内にNoというバンドが既にいらっしゃることを知っていたので、少しでも違いを出すためです。結成当初から、Noの方々にバンド名変えろと言われればすぐにでも変えるつもりではいます。

 

フルアルバムのリリースはいつごろから計画されていたんですか?

何かしらの形で音源を出したいという思いや憧れはThe No!結成前からありましたが、本格的に思いを固めたのは2017年の年末に開催された、Valve Drive、The Nerdy Jugheadsのメンバーとの飲み会の時です。

 

アルバム”Home”のテーマやコンセプトを教えてください。

自分がやりたくてやっている音楽で、売れるはずもなければ売れる必要もないので、それならその時やりたいことを好き勝手にやった方が楽しいと思って作った楽曲を詰め込みました。

今回DIYでリリースしたのも好き勝手やりたかったからです。その結果まとまりのないアルバムになっているかもしれませんが。

好みの変化などでこれまでボツにした楽曲も沢山あり、今回のアルバムの中にも既にボツにしたい曲もありますが、それはそれで将来振り返ってみても楽しいですし、もしかしたら今ボツだと思っている曲がまた今後好きになるかもしれないので、一旦現時点でのアーカイブとしての作品という意味合いもあります。

とりあえずはこれが1stアルバムなので、音楽における”実家”という存在になればと思い、Homeというタイトルにしました。

 

歌詞を読むと、中には空想上の話なのかなと思う内容もあったのですが、どういった内容の曲が収録されていますか?

身近な人について、あることないこと、好き勝手に歌っています。

 

音源をDistroしたいと思ったのは、先行公開されていた#9″Off to Gainesville”のTeaserを聞いたのがキッカケでした。Dillinger Fourの”Gainesville”同様、毎年秋に行われるThe Festについて歌われていると思うんですが、実際に遊びに行かれた体験を曲にしているんですか?

その通りです。The Festへは何度か遊びに行きましたが、やはり10月なのに夏を感じました。

 

アルバムのサウンド面でこだわったことはありますか?

あのバンドのこのアルバムのギター、あのバンドのこのアルバムのベース、あのバンドのこのアルバムのドラム、各パート、全体のボリュームはあのバンドのこの曲のように…などと色々なオーダーを出し、エンジニアのDevuさん(Hopeless Dew / Devu Recording Studio)がそれをうまく調合してくれました。

 

佐賀と東京とで距離がかなり離れていますが、今回はどのような経緯でDEVUさんにプロデュースをお願いすることになったんですか?

個人的にHopeless Dewのファンであること、またThe Nerdy JugheadsやRomeorocksなど自分が好きなバンドを好きな音でレコーディングされていたことが大きな理由です。海外によくあるThe Blasting Room(DescendentsのBill Stevensonのスタジオ)の音が好きだからThe Blasting Roomにお願いした、という感じのシンプルな理由で、コロラドに比べれば東京は近いものです。

あと、Devuさんと個人的にSkatepunkの話をしたかったという裏の理由もありました。

 

ずっと関西に住んでいる自分からすると、佐賀は観光で行く場所というイメージしかありません。パンクという音楽に触れる環境としての佐賀について教えていただけると嬉しいです。

パンクという音楽に触れる環境でもなければ、観光地でもないです。インターネットだけは開通している田んぼしかないところです、しかしそれがいいところだと思っています。

Disk UnionやTower Recordsすらも地元にはなく、また、同じような音楽を聴いている人も当然周りにはおらず、自分で調べて知るしかなかったので、MySpaceなどインターネットには非常にお世話になりました。

インターネット上では有名無名は関係ないので、周りの影響も受けず、バカみたいな宣伝に目を奪われることもなく、単純に自分の好みで音楽を知っていけたのは自分にとって良い経験だったと思います。地元ではPennywiseもGreen DayもBad Religionも全てが無名だったので。

そのせいで、Green DayよりThe Capitalist Kids、PennywiseよりRaised by Apes、Bad ReligionよりUndeclinable Ambuscadeと、変な耳を培った気がします。でも、それでよかったと思ってますし、それがThe No!の音にも表れていれば嬉しいです。

先に「観光地でもない」と言いましたが、有田陶器市はオススメです。あと、うどんもおいしいです。また、佐賀のバンドだとDashing Straightの1stアルバムは本当に素晴らしい作品だと思います。

 

ありがとうございました。最後に、今後の予定を教えてください。

今後は少しだけツアーなるものを行います。北海道や関東などに行きます。その後のバンドとしての活動は特に考えていません。

メンバーの間でボーリングが流行っているので、町内のボーリング大会などに出てみようかという話が挙がっています。あとはおいしい鰻屋さんを見つけたいう話も出ていますので、皆で行ってみたりなど、そのような活動をするかと思います。

 

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