[Interview] Something Holiday

Something Holiday

大阪で活動を続け、日本のポップパンクシーンを代表するバンドとなったSomething Holiday。新しい編成となってから初の音源となるEP”Past And Future”を、8/2にリリースしました。ポップパンクと聞いて誰もが想像するような、エッジが効いたサウンドに耳馴染みのいいポップなメロディー。夏を感じずにはいられない楽曲が詰まった、素晴らしい作品に仕上がっています。

今回は、Lyricsも担当しているギター/ボーカルのKoichiさんに、いろんな質問に答えていただきました。

(Interview by 3104punx)

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インタビューに応じてくださってありがとうございます。まずは、簡単に自己紹介をお願いします。

Something Holidayでボーカルとギターを担当しているKoichi Iwataです。LAに滞在していた経験から英語詞でバンドの作詞作曲を全て担当しています。

 

このたびは、EP”Past And Future”のリリース、おめでとうございます。リリースした今の気持ちや、周りからの評判なんかを教えてください!

ありがとうございます。新作を発表するまでに2年の歳月がかかりましたが充実した作品に仕上がりとても満足しています。ファンや周囲からは凄く良いレスポンスをいただいているので早くツアーに出て各地で新曲を披露するのが待ちきれないですね。

 

今回のEPは、リリース日に先駆けてYouTubeでフルストリームという形で無料公開されましたよね。海外ではリリース前に全曲フルストリームというのはある種、当たり前のやり方ですが、日本ではまだ広く浸透していないように思います。今回、フルストリームに踏み切った理由や思いはどういったものがあったのでしょうか。

今まで以上に多くの方々に僕たちの楽曲を聴いていただきたい、より新たなリスナーを開拓したいという思いから公開に至りました。熱心なファンはCDショップやオンラインストアでCDを購入してくれるけど、たまたまライブに遊びに来てくれるキッズや、Something Holidayの存在を知らない人たちにも音源をチェックしてもらって、ぜひライブ会場に遊びに来ていただきたいという思いも込めています。

作品を発表する前に全曲を無料公開する方法は、国内では浸透していないスタイルではありますが、今はネット上で全世界に向けて発信していける時代なので、広い視野を見据えてフルストリーミング公開を利用しない手はないのではないでしょうか。

 

ポップパンクの魅力の一つとして、キャッチーなメロディーに乗せて伝えたいメッセージや歌いたい内容を届けることができるというところがあるかと思います。今回、EPに収録された曲では、それぞれどんな内容を歌っていますか。簡単でいいので、できれば1曲ずつ教えてください。

歌詞に関しては全て自身が体験したことを題材に書いています。歌詞の内容はリスナーに自由に委ねたいのですが、せっかくの機会なので今回は各曲ざっくりと説明させていただきます。

Open Up Your Eyes
理想とは裏腹に物事がうまく進まずもやもやとしている日々の心情。諦めなければ必ず前に進めるといった前向きなメッセージを込めています。

Better Off Dead (I Used To Trust)
明るい楽曲とは対照的に、自身が受けた裏切りについて当人達を痛烈に皮肉っています。自身のフラストレーションを表現した内容になっています。

Never Be The Same Again
積み重なった嘘によって崩れ落ちる関係性について。この楽曲はメロディーや構成含め現時点でのバンドの進化を一番に感じ取れる作品になっているのではないでしょうか。

Time Is Running Out
時間は平等に過ぎ去り人はいつか必ず死を迎える。だから、人目を気にせず好きなように今を精一杯の人生を送ろう、といった内容を歌っています。聴いてくれる人を、また自身を鼓舞する歌。

 

今回収録された曲は、どの曲もエッジが効いたサウンドで、New Found Glory以降の海外ポップパンクからの影響が大きいように感じました。実際に、ご自身はどのような音楽を聴いて育ってきたのですか?また、現在バンドを行うにあたって影響を受けている音楽や、EPの楽曲を制作しているときによく聞いていた音楽なんかも教えてください。

そう言ってもらえると嬉しいです。音楽に携わっていた両親の影響もあり幼い頃からたくさんの音楽に触れて育ってきました。

僕が音楽に目覚めたきっかけは中学生の頃。姉が当時聴いていたバンド、例えば日本のHi-StandardやSnail Ramp、山嵐なんかを聴いて衝撃を受けたのを今でも覚えています。

そこからSum 41やThe Offspringなどのパンク、2PacやEminem、Jurrasic 5らHip Hop、Sugar RayやBob Marley、Linkin ParkにLostprophetsなどのNu-Metal勢、Daft PunkやThe Chemical BrothersなどのElectro、Antonio Carlos Jobimを代表とするBossa Novaなど、自分の感性で良いと思えるものは何でも聴いてきました。

なかでも今の自分を構築しているのは間違いなくDrive-Thru Recordsに代表されるPop Punkバンドたちですね。Past And Future製作中はJimmy Eat WorldやBrand Newなんかをよく聴いていました。

影響を受けたアーティストを挙げると本当にきりがないのですが、00年代に一世を風靡したバンドたちは、今でも変わらず愛聴している音楽であり、自身を象徴するスタイルになっていることは間違いないです。

 

サムホリの曲を聴くと、いつも夏を感じます。そういう風に他の人から言われたことはありますか?また、2012年リリースのdemoや2013年リリースの1stEPも同じく夏にリリースされていますが、今回リリース時期を決めるにあたって、そのようなことも意識されましたか?

多々ありますね。僕が夏生まれということもあってか四季の中ではダントツで夏が好きで。海、BBQ、花火。潜在的に開放的になれる夏が好きなんでしょうね。ただ今回のリリース時期に関しては来たるべくして迎えただけで、特別意識はしていなかったです。

2年前にリリースしたHere To Where EPからはメンバーチェンジもあり、ようやく体制が整い「さあ音源を発表しよう」となった今回のタイミングが、たまたま夏だったわけで。しかしながら楽曲の雰囲気もまさに夏にぴったりなので良い時期でのリリースのタイミングになったかと思います。

 

EPのラストに収録されている曲” Time Is Running Out”は、1st demoにも収録されていますが、今回再録に至ったのにはどういう思いがあったのでしょうか。

Time Is Running Outは結成間もない2012年に発表した作品故に、当時の歌唱力や演奏面から楽曲を最大限に生かしきれていないという思いがずっとあって。今でもライブでは必ず演奏する、当時からのファンにいまだに愛されている楽曲だけに、現メンバーで表現してみたいという思いから今回再録に至りました。

この楽曲一つでバンドの道が開けたと言ってもいいほど思い入れのある1曲なので、再びこうして世に公表できることを非常に嬉しく思います。

 

リリースに先駆けて” Open Up Your Eyes”という曲のミュージックビデオを公開されましたよね。あれはバンドとして初のミュージックビデオですか?また、ミュージックビデオ撮影時の面白エピソードがあれば、それも教えてください。

初のミュージックビデオです。地元の撮影チームと倉庫を貸し切って撮影に望んだのですが、空調設備がなくて、もう暑いのなんの。1テイク録り終えるたびに、生温い風が吹く扇風機の前にみんなして群がって汗を拭っていました。とても分かりやすい楽曲とストーリーになっているので、ぜひともチェックしていただきたいですね。

 

普段は、大阪を中心にライブを行っているサムホリですが、他の地域と比べると、同じような音楽性のバンドが大阪は少ないようにも思います。その辺に関して思われることはありますか?他の地域に遠征してライブを行ったときの経験も交えて応えていただけると嬉しいです。

また、地元大阪で仲が良かったり、カッコイイなと思うポップパンク、メロディックパンクのバンドがいれば、ぜひ教えてください。

世界中を見渡すと日本のシーンはまだまだ小さい。それでも切磋琢磨しているバンドやファンは全国各地に必ずいるし、ここ日本から新たなシーンを築いて盛り上げていきたいという気持ちはあります。

なかでも、先日の企画に出演してくれたKids In Loveや、ハードコアシーンのNumbernineといった地元バンドは、僕たちとも近いスタンスで活動していることもあり、共にシーンを盛り上げていきたいと思える存在ですね。地元大阪をレペゼンして活動していく姿勢には大いに賛成です。

 

8/2にリリース企画を地元大阪で行ったということですが、当日はどんな雰囲気でしたか?また、今後リリースに伴うライブやツアーなどが決まっていればスケジュールを教えてください。

当日の雰囲気は最高でした。東京からKensuke YamamotoとCastaway。奈良のSunrise In My Attach Case。上記、地元大阪のNumbernineにKids In Love。普段なかなか実現しないような出演者が僕たちの趣旨に賛同して集まってくれて、遊びに来てくれたお客さんにとってもすごく満足のいくイベントになったのではないかと思います。こういった、ジャンルを取っ払ったシーンのクロスオーバーを、これからも積極的に発信していければなと思います。

ツアースケジュールは発表できていないものを含めたくさん決まっています。近日のスケジュールはこちらです。海外バンドとの共演を含めどれも非常に濃い内容になっています。

9/12 東京@NINE SPICE
9/20 札幌@COUNTER ACTION
9/21 釧路@LAB MARK
9/23 大阪@FANJ TWICE
10/20 名古屋 @栄 R.A.D
10/21 京都 @RAD mini
11/15 広島 @AGIT

 

ありがとうございました。最後に、EPのどんなところに注目して聴いて欲しいか、メッセージをお願いします!

今回の作品は、今までにない2ビートの楽曲やシンガロングパート、コーラスワークを取り入れた、Something Holidayにとって新境地とも言える内容になっています。ぜひとも楽曲を聴いてライブハウスに遊びにきてください。一緒にシンガロングしましょう。

そしていつもサポートしてくれているファンのみんな、ありがとう。皆さんのサポートがあったからこそ、またこうして新作を発表することができたことを本当に嬉しく思います。現体制で最高といえるメンバーと共に、これから始まるツアーで全国各地の皆さんと会えるのを一同楽しみにしています。

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