[Review] Seahaven “Silhouette (Latin Skin)”

Silhouette (Latin Skin)

Release Date: 2014/01/21
Label: Run For Cover records

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メロディックパンクバンドSeahavenのEP“Silhouette (Latin Skin)”が月日にリリースされた。

Touche AmoreとのツアーをひかえているSeahaven。Touche Amoreは失望、絶望、悲観…日常で感じている「負」を音に変え、訴えている印象、一方Seahavenは叙情的であるもののどこか前向き。中には青春味を感じる曲も。これまでのSeahavenではTouche Amoreとの音楽性の接点はないように思われた。

しかし、今作は違う。ギターのアルペジオから静かに始まる“Shilhouette”、「陰」と「陽」がはっきりと表れた曲展開にドキリとさせられる“Sleep Alone”、サウンドはシンプルに、フロントマンであるカイルの訴えが響き渡る“Phantom Family”…今回のEPはどれも洗礼され、緊張感が増している。そしてどの作品よりも「負」を感じる。しかし彼ららしいのはそれをネガティブなものにはしないというところ。日常でため込んだ「負」を曲で浄化させようとしているのだ。私たちは彼らの作り出した新たなサウンドに心揺さぶられることになるだろう。

(Written by 北村奈都樹 [Twitter])

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