Release Date: 2014/03/10
Label: Specialist Subject Records
Facebook: Muncie Girls / Great Cynics
このスプリットを聴いたとき、にやにやが止まらなかった。まだ聴いてないという人にはまずは1度このスプリットを聴いてから下記を読んでいただきたい。
・・・・・・・どうでしたか?聴きましたか?にやにや止まらないでしょ?!今回のスプリットはイギリスのポップパンクバンドMuncie GirlsとGreat Cynicsで作られたもの。もうね…ポップパンク好きは全員大満足する作品となっていることは間違いない!
と、そうこういっている筆者が特筆したいのは、今作で1曲目~3曲目を務めるMuncie Girls というバンドについて。1曲目“Every day”での出だしで鳴らされる、ジチジチジチという歪みのあるカッティングギター音を聴いたときは、これはもしやゴリゴリのパンクバンドか…と、正直興味が薄れていた、がしかし、そんなこともつかの間、女性ボーカルであるLendeが歌いだしたことにより一瞬にしてこのバンドに惹きつけられていた。特に素晴らしいのがこのバックサウンドに彼女の声をのせることによって生まれる化学変化。それはMuncie Girlsというバンドをよりポップで、誰もが愛おしいと感じるようなバンドへと変化させているのだ。そして、そんな彼らが3曲目“The Real You”でうまくパスをだし、始まるのがGreat Cynicsの“Whatever You Want”だ。このバンドも4曲目からラスト6曲目に向けてうまく盛り上げている。ゆっくりと歌い始めるラスト6曲目、“Dirt In My Book Bag”ではあったかくてちょっと泣けるサウンドを鳴らし、ライブではシンガロングの嵐となることは間違いないだろう。
Muncie Girlsがリスナーのテンションをピークへと運び、Great Cynicsがそれを爆発させているように思える今作。実はまだ聴いていなかったという人、今すぐ聴いてみてほしい。
(Written by 北村奈都樹 [Twitter])