[Interview] neko!

neko!

都内を中心に活動しているメロディックパンクバンドneko!。このバンドが結成されてから10年。この男臭く渋い彼らの曲にどれほどのパンクロック好きが胸を熱くさせたことだろうか。しかし、去年末に解散を発表。3月15日、早稲田ZONE‐Bでのライブが解散ライブになるという。今回は、そんなneko!のフロントマンであるフルヤケイスケさんとギター担当のモクダナオヤさんの2人にインタビューをした。(Interviewer: 北村 奈都樹)

neko!: official site (Tumblr)

 

●3月の解散ライブの対バンは、スプリットで一緒だったdoes it floatとAngry Nerdですが、この2バンドとは付き合い長いんですか?

フルヤ:2バンドとも、知り合ったのは5年前くらいかな。Angry Nerdもdoes it floatも、出会う前からお互い名前を知ってたから、すぐに仲良くなれた感じだったと思う。今回のスプリットを出して、一緒にのツアーを回ろうってなってたんだけど、解散するってなっちゃったから回れなくて。スプリットのレコ発と別に解散ライブしようとも思ったんだけど、タイミングも良かったし、いさぎよくスプリットのレコ発ライブを解散ライブにしようってなって。

●neko!の過去のインタビュー記事をみていても思うんですけど、みなさん仲良さそうですよね!

フルヤ:もともと友達だったのよ。大学が一緒だったから。

●バンドの人ってよりも友達って感じですか?

フルヤ:そうだね。それはずっと変わらないかな。

●バンドのことでケンカとかしないんですか?

フルヤ:ないよね。おれが独裁者だから大丈夫。俺が言ったことはやらなきゃいけないから。笑

●モクダさんはあれ?って思ったことないんですか?

モクダ:ないない。曲も作れないし。ケイスケの作る曲いつもかっこいいから。

フルヤ:居心地のいいバンドでした。笑

●笑。今までのneko!のライブでいちばんよかったのは何のライブですか?

フルヤ:良かったかどうかは分からないけど、印象に残ってるのは2009年の大合奏会かな。大合奏会やMATSURIは出演者もお客さんだけじゃなくて楽しみにしてるからね。大合奏会とかMATSURIのお客さんって知ってる顔が8割くらいだから、楽しいよね。

モクダ:俺はSnuffy Smile Festかなあ。

フルヤ:よかったよね。知らない顔ばっかりだったから緊張したけど。

モクダ:よかったってか、ステージから見た光景が初めて『あ、ライブやってるんだな』って感じがしたなあ。

●それはいつ頃ですか?

フルヤ:2008年かな。

●2008~2009年頃は、お誘いが多かったんですね。

フルヤ:そうだね、その時期は人気あったからね!笑

●そうなんですね。笑 Against Me!などから影響受けてるって聞いたのですが、スプリットの中でもneko!がいちばん日本男児感がでてるなと感じたのですが、それはどこから来てると思いますか?

フルヤ:日本男児感?笑 それは意識したことないけど。笑 でもAgainst Me!はメンバー全員好きだけど、日本人だからアメリカ人の作るメロディにはどうやってもならないんだよね。それっぽくしようとするとただのパクリになっちゃうし。こういうことはやりたいっていうのはあるけど、やっぱり日本人だからね。日本の歌っぽくなるっていうのもあるんだと思う。

●あのスプリットの中でもいちばん日本っぽさを感じます。

フルヤ:eastern youthとかも大好きだしね。というか、特別何かを意識して曲を作ったことは、今まで一度もないよ。

●そうなんですか!?笑 でも確かに、neko!の曲作りはメロディをいちばん大事にしてて、歌詞は思ったことをぶつけてるって話を聞きました。

フルヤ:うん。思ってもないこと歌詞にするのがいちばんダサいと思ってる。絶対そういうバンドたくさんいるじゃん、たいして知りもしないことを歌ってるバンド。そんなんで歌ってても薄っぺらいし。だったら好きなこと、嫌いなこと、楽しかったこと、嫌だったことを歌ったほうがなんかいいかなと思って。

●このときのことを歌にしてるんだろうなっていうのはわかりますか?

フルヤ:わかるよね?

モクダ:うん。まあ、ケイスケは大学の後輩で、見てきてるし。なんか曲にすげー共感できるんだよね。羨ましいなと思う。

●10年間neko!をやっていて曲の作り方は変わったりしましたか?

フルヤ:いや、そこまで変わってないと思う。また新しいバンド始めようと思ってて、その曲も少しできてるんだけど、それもそこまで変わってないかな。

●今まで対バンして、かっこいいなと思ったバンドの共通点は何だと思いますか?

フルヤ:メロディが立ってるバンドが好き。あとは、前のめりになって何かを伝えようとしてる感じが、聞き手にちゃんと伝わるバンドかな、熱いバンドが。

モクダ:俺は声に特徴があるバンドかな。歌い回しがその人を表すと思う。MATTERとかさ。

フルヤ:MATTERはneko!全員大好きだよね。歌も上手いしメロディもいいし。

●へえ!そうなんですね!では、neko!のライブでの失敗はありますか?

フルヤ:ソウ君が酔っ払いすぎてなんにも弾けなかったとき。ライブ終わった瞬間ぶん殴った。でも、それぐらいだね、あんなに怒ったのは。ほぼ毎回、お酒飲んでからライブやってるんだけど、それなりにちゃんと弾けるんだよね、簡単だから。でもそれも弾けないくらい、あの時のあいつは酔っ払ってた。笑

モクダ:Four Tomorrowと初めて対バンした時だ。

フルヤ:その時はFour Tomorrowとは特に会話もなかったね。俺らが最悪だったから(笑)。

●does it float とAngry Nerdのメンバーはneko!が解散って聞いた時は驚いたんじゃないんですか?

フルヤ:夏ぐらいにもうその2バンドには言ってて、にくまん(does it float)に電話して言ったのかな。その電話のあと飲みにいったね。辞めること自体は悲しいけど、そもそもソウ君とは友達だから、あいつがやめたいっていうなら解散するのが、友達としての答えかなって。何よりもいちばん悲しいのは、自分の曲がいちばん好きなんだけど、その曲がもうできないってことかな。

●確かに寂しいですね。3月でラストライブですが、今はどんな気持ちですか?

フルヤ:すごくお酒を飲んで楽しみたいけど、酔っ払わないようにする。笑

モクダ:俺は最後って感じしないなあ。去年の11月に札幌でライブやったときは、まだ次のライブが決まってなかったから、これで最後になるかもしれないって思いながらやってたから。

フルヤ:まあ、俺の中では3月にライブやろうって決めてたけどね。笑

モクダ:あるだろうなとは思ってたけど。笑

●では最後に一言お願いします!

フルヤ:3月15日のライブは、たくさん曲やります。早稲田で会いましょう!

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[Live Info] 2014/3/15(Sat) 早稲田Zone-B
The Green Brew Fest vol.3
Open/Start 6:00/6:30
Act: neko! / ANGRY NERD / does it float / Pineleaf (O.A.)
予約:greenbrewstudio@gmail.com

 

[Release Info] 2014年3月15日発売予定
neko!×SHORT STORY 「AMAZING! SPLIT」
CD / I Hate Smoke Records / IHSR-047
※限定300枚プレス 税抜価格:800円

SHORT STORYとの幻のスプリットが解散日に発売決定!

 

 

 

 

 

 

 

 

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