東京の吉祥寺で「青春発墓場行き」をテーマに掲げて活動するロックバンド、either。今年の6月にMVが公開された曲”Stolen Summer”を聴いて、キュンキュンする青春全開サウンドにノックアウトされた人も多いんじゃないでしょうか。
今回は、7/16にバンドとしての初めての音源となる1st EP”2016 Summer”がリリースされるのを機に、ボーカル/シンセサイザーの佐々木翔さんにインタビューに応えていただきました。
(Interview by 3104punx)
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今回はEP”2016 Summer”のリリース、おめでとうございます。まず初めにバンドの簡単な自己紹介をお願いできますか?あと、バンド名の由来がとても気になるので、教えてください!
ありがとうございます。はじめまして、「青春発墓場行き」をテーマに活動をしているバンド、eitherでVo/Synを担当している佐々木翔です。
バンド名の由来ですが、僕の大好きなHusking Beeというバンドの”The Sun And The Moon”という曲の歌詞から来ています。
”2016 Summer”は1st EPということですが、これがバンドとしての初めての音源ですか?また、EPのリリースはいつ頃から構想していて、今回のリリースへと至りましたか?
はい、このEPが初めての音源となります。実は活動を始めた2015年中に音源を作りたかったのですが、納得のいく曲にするまでに時間がかかってしまい、この時期のリリースになりました。結果として最高の音源が完成したので、とても満足しています!
メンバーの仕事の都合で、あまり多くはライブができないので、音源はこれからもコンスタントにリリースしていきたいです。
今回の音源は、ジャンルでいうと「エモ」とか「メロディックパンク」とか呼ばれる音楽になると思いますが、バンドとしてのカラーが定まっていく中で影響を受けたバンドにはどのようなバンドがいますか?あと、こういう音楽性にキーボードのメンバーがいるのは珍しいという印象なんですが、その点についても、何か影響を受けたバンドはいますか?
Hi-StandardをはじめとしたAIR JAMに出演していたバンドや、Fruityなんかの西荻系と呼ばれる日本のバンドに影響を受けています!それ以外にも、FAT周辺の海外メロディックバンドや、90’s エモバンド、エモリヴァイバルバンドも大好きです。
キーボードを入れようと思ったのは、YouTubeで銀杏BOYZの「せんそうはんたいツアー」を観ていて、”Baby Baby”という曲(名曲・・・!)でGtのチンくんがシンセを弾いているのを見て、鍵盤一つでここまで楽曲がキラキラするのか、と衝撃を受けて、シンセを弾こうと思いました。
ジャンルにこだわりはなく、カッコいいと自信を持って言える曲をやっていきたいと思っています。
一足先にEPを聞かせていただいて思ったことなんですが、英語詞の曲と日本語詞の曲が両方収録されていますよね? これには何か意図があるんですか?英語詞の持つ魅力、日本語詞の持つ魅力を、それぞれどのように考えているのか教えてください。
サウンド的には英語詞の方が合うのかもしれませんが、日本語詞にしかできない表現があると思うので日本語詞も使っています。歌詞に偽った表現は使いたくないので、日本語詞で歌うには少し恥ずかしい表現も、英語詞なら聞き手にも違和感なく聞ける場合もあるのかな、と思います。
後はメロディーを先に作るので、そのメロディーに英語詞が映えるのか、日本語詞が映えるのかを考えています。
eitherの曲は、どの曲も青臭い青春の一ページみたいなのが詰め込まれていて、聞いていて思わずキュンキュンしてしまうんですが、歌詞はメンバーの実体験に基づくものなんですか? それとも「こういうのがあればいいな」っていう妄想だったりしますか?
歌詞は僕とGtの黒見が主に書いているのですが、基本的には実体験が元になっています。
不器用だけどキラキラした、青さを失いたくなくて抵抗している。そんな心情を歌詞にしています!
等身大で伝わりやすい歌詞を心掛けているのですが、赤裸々すぎて、たまにメンバーがボツにすることもあります (笑)
音源ではとてもほのぼのした曲調なのに、ミュージックビデオで使われているライブ映像や、実際にネット上に投稿されているライブ動画なんかをみると、かなり激しいアクションで、パンクロック感が強いように感じます。ライブ中のアクションで心がけていることや、自分たちはこういうライブが好きなんだ!みたいなものってありますか?
それぞれ気持ちよくライブをやろうと心掛けています。
元々ハードコアバンドをやっていたのですが、その時にEndzweckの”Knowledge”という曲のMVに衝撃を受け、今も、そういったライブには憧れが強いです。他にも、中学生の頃に見たGoing Steadyの”童貞ソー・ヤング”のMVも衝撃を受けました!
あとは、メンバー全員、楽しんでライブをやっているバンドが好きなので、そういうところからも影響を受けているかもしれません。とにかく最近はライブが楽しくてしかたがないです!観てくれている方にも一緒に楽しんでもらえるようなライブができたら嬉しいです。
東京の吉祥寺で活動しているバンドということですが、その界隈は、いわゆるインディー/パンクシーンが活発なシーンだと思います。よく一緒にライブをする中のいいバンドや、ライブを見に行ったりする好きなバンドを教えてください。
吉祥寺WARPによく出ているバンドに好きなバンドが多いので、吉祥寺で活動をしたいという願望が強いのですが、実は今月のイベントで初めて吉祥寺でライブをします。なので、SleeplessやSummermanといった吉祥寺界隈で活動しているバンドのメンバーとは面識はあるのですが、まだ対バンしたことがないので、いつか一緒にできればすごく嬉しいと思います。
結成したばかりなので仲のいいバンドがそこまで多くないのですが、同世代の川越のOwletsや東京のCastaway、先輩である柏のFilterなどが仲良くしてくれています。
最近だと、この間ライブを見たHomecomingsやCar10がメンバー間で大ブームですね!あと、柏や宇都宮のシーンが大好きなので、そのシーンのバンドのライブにはよく遊びに行くのですが、胸キュンメロディーが炸裂してる宇都宮のSonosheetというバンドに、最近特に注目しています!
今回1stEPをリリースするにあたって、リリースショウやツアーを行う予定はありますか?
7/16に吉祥寺Warpでリリースパーティを行います!先ほど名前を挙げた柏のFilter、川越のOwletsの他に、ナツノムジナ、I have a hurtととてもカッコいいバンドが出演してくれます。
カキ氷や生春巻きといったフードの出店もあるので、お祭りに行く感覚で、気軽に遊びに来て欲しいです。
その後はツアーを回る予定はないのですが、今のところ9月に何本かライブが決まっているので、Twitterやホームページをチェックしてもらえると嬉しいです!
最後に、何か一言(定番!)をお願いします。
7月の企画でドラムの菅野さんが脱退してしまうので、絶賛正式メンバーを募集しています!
先ほども言ったように、結成したばかりで仲がいいバンドが多くはないので、ライブ等で声をかけてくれたら嬉しいです。是非仲良くなりましょう!
好きな漫画家は古谷実です!ライブハウスでお会いしましょう!ありがとうございました!!!
either are…
Sho Sasaki(Vo/Syn)
Sou Kuromi (Vo/Gt)
Kouzi “Vagio” Satou (Gt/Vo)
Ohno Kohei (Ba)
Hiroki Kanno (Dr)
2015年10月結成。2016/7/16に行われる自主企画”Endless Summer Ends vol.2″より、4曲入りの1st EP “2016 Summer”をリリース予定。
【Live Info】
2016/7/16 (sat)
either 1st e.p. 2016 Summer release party
Endless Summer Ends vol.02
@吉祥寺WARP
adv/¥2000 door/¥2500
open/16:00 start/16:30
(band)
■either
■ナツノムジナ
■FILTER
■I have a hurt
■Owlets
(FOOD)
■カキ氷クロマ亭
■KMG diner(生春巻き)
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