[Disk Review] Waxahatchee “Ivy Tripp”

WaxahatcheeRelease Date: 2015/04/07
Label: Merge Records / Wichita Recordings
Hometown: Alabama

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インディーロック/ポップミュージシャンKatie Crutchfieldによるソロプロジェクト、Waxahatcheeの3rdアルバム“Ivy Tripp”がリリースされる。USインディーミュージック好きが首を長くして待っていた本作は、彼女の魅力である優しさがたっぷり詰まった、期待を裏切らない作品に仕上がっている。

彼女らしさが詰まったという点では”相変わらず”素晴らしいという感想になるが、曲調という点では2013年にリリースされた2ndアルバム”Cerulean Salt”からの変化を感じる曲も多い。前作はアコースティックギターを基軸としたロックサウンドをメインに構成されていたのに対し、今作では凝ったアレンジのポップソングがいくつも収録されているのだ。作品全体で見たときに、より音楽性の幅が広がったといえるだろう。

オープニングを飾る”Breathless”を聞けば、その変化は明白。癒し系の声が、ずしっとした重みをもったサウンドに乗せられる、これまでにはなかった雰囲気の楽曲。#4″La Loose”には、Omnichordのものと思われるような打ち込み音が使われていたり、#5″Stale By Noon”ではオルガンや木琴の音が安らぎを演出していたりと、ポップソングの要素を強く感じる。音の作り込みに対するWaxahatcheeというアーティストの姿勢が手に取るように分かるから面白い。

ただ、何といっても、彼女の楽曲の一番の魅力、それはシンプルなギターサウンドに優しくて楽しそうな歌が乗ったインディーロック。そういった意味で、#2″Under A Rock”は1曲目の変化球をネガティブな感情で受け取ってしまうリスナーをも安心させてくれる。The ReplacementsやSuperchunkから受け継がれてきたUSインディーが見事に染みついているのだ。

彼女の曲や歌声は、安らぎと癒しをもたらしてくれる。どんな場所であろうと、どんな心境であろうと、全てを包み込んでくれる。音楽に心洗われるとは、まさにこのこと。様々な曲調の作品が集まっていながら、どの曲も心に潤いを与えてくれる名作です。

For fans of;  Hop Along, Lemuria, Swearin’

B00SGI0GCK Ivy Tripp
Waxahatchee
Imports 2015-04-07by G-Tools

(Written by 3104punx [Twitter])

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