[Disk Review] The Weaks “Bad Year”

Bad_Year_Cover_Art_copyRelease Date: 2015/04/07
Label: Lame-O Records
Hometown: Philadelphia, PA

Facebook / Full Stream

「WeezerのBlue Albumが好き」、そんなインディーロック好きはここ日本にも数多く存在するだろうが、あのアルバムが持つ魅力とバランス感に匹敵するような音楽になかなか出会えない、そう悩む人もまた、数多く存在することだろう。そんな人たちに教えたい一つのヒント、それがThe Weaksのニューアルバム、“Bad Year”だ。

音源を聴き始めると、すぐに楽曲の持つ”けだるさ”にほっと一息つくことになるだろう。安心感を与えるミドルテンポに、安らぎを与える伸びやかなボーカル。そして曲に花を添えるキーボードの音。ただ、聴いていてどんどん気持ちが沈んでいくわけではなく、どこか高揚させられるのは、最高に歪んだベース音や小気味いいドラムの音にパンクロックを感じるから。それこそ、WeezerのBlue Albumが持つ魅力が、そのまんま表現されている。

多くの人の耳にすっと馴染むであろう、気持ちいいメロディーの数々。曲によってボーカルが入れ替わるのも、The Weaksというバンドの特徴であろう。フィラデルフィアという、インディーロックシーンにおけるメッカといえる土地に流星のごとく現れた2人組バンドは、”The World Is A Terrible Place & I Hate Myself And Want To Die”というセンセーショナルかつウィットに富んだEPをリリースし、その名を世の中に轟かすことに。そして、いつの間にといった感じでフルバンド体勢となったバンドによる初のフルアルバム。結成間もないバンドとは思えない、とんでもないクオリティーのものを完成させてくれた。

東海岸を中心に積極的にツアーを重ねたり、Brand Newというビッグネームとライブで共演したりと、すでにバンドはトントン拍子の躍進を見せている真っ只中であり、あとは音源でその実力を確実なものにするだけという中でリリースされた本作は、バンドのさらなる飛躍を確実なものにしたリリースである。作品のどこを切っても、何度でもおいしい、シンプルなようで味わい深い傑作なのだ。

For fans of; Weezer, Modern Baseball, Donovan Wolfington

(Written by 3104punx [Twitter])

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...